連合長あいさつ

 徳之島愛ランド広域連合公式ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 この度、令和6年度より2年間、徳之島愛ランド広域連合の連合長を就任することになりました、徳之島町長の高岡秀規です。 

 徳之島愛ランド広域連合におきまして、島民の生活に不可欠な広域行政を担っており、今後も関係町と積極的に連携を図り、地域課題の解決に向け、協働していく所存でございます。 

 昨年、新型コロナウイルスが第5類に移行したことを受け、交流人口が増加傾向にありますが、ごみの発生量は減少傾向にあります。これは来島者並びに島民のごみに対する意識の醸成が図られている状況にあるものだと感じております。 

 一方で祝宴等の催事が増えつつあるにも関わらず、豚肉の消費は伸び悩んでおり、食肉センターにおける、と畜頭数は減少傾向にあります。 

 また近年、SDGs達成に向け、ゼロカーボンシティなど各市町村において様々な取り組みがなされております。広域連合におきましても、カーボンニュートラル(脱炭素社会)に向けた取り組みや、美しい徳之島の自然を後世に残すためにも、今まで以上にごみの削減、リサイクルの推進、不法投棄の防止に向けた取り組みなどが急務となっております。 

 これらを踏まえ、以下、各施設における施策についてご説明させていただきます。 

 クリーンセンターにおきましては、令和5年から令和7年度までの継続事業として、基幹改良工事を実施しております。本工事完了後にはCO2を3%削減し、さらには新施設開設までの延命化を図り、安定操業を目標に取り進めております。
 また今年度はごみの資源化を重要施策として、不燃物として処理されていた小型家電を、資源として島外へ搬出する予算を当初予算に計上し、計画しております。さらにごみステーションでのペットボトル回収につきまして、期間を限定し、無料回収を実施致します。いずれも試験的な取り組みになりますが、関係町と連携を密にし、分析検証を行い、島民のみなさまにとって有益な取り組みとなるよう進めるとともに、ごみ2,000トン削減という大きな目標達成に向け、まい進してまいります。 

 火葬場(ゆくい堂)におきましては、令和3年の慰霊碑建立をはじめ、駐車場や2号棟待合所の整備など、近年は環境整備や利便性の向上に努めてまいりました。
 今後は老朽化した火葬炉設備等の定期的な更新を図るとともに、葬儀社と連携し、火葬業務をスムーズに、またご遺族に寄り添った運営ができるよう受託者の指導に尽力してまいります。 

 最後に食肉センターにおきましては、祝宴等の催事が増えつつある中、と畜頭数は減少傾向にあります。地産地消に向けた取り組みや肥育牛のブランド化など、新しい施策の検討も必要となっております。
 今年度は旧施設の解体等に向けた協議を進めていくとともに職員の資質向上を図るため、研修を実施し、担い手の育成や老朽化した施設機器の改善などに努めてまいります。
 また引き続き、HACCP(ハサップ)に基づき、衛生管理、施設管理を徹底し、安心安全な食肉の提供に努めてまいります。 

 結びに、広域連合として解決すべき課題等は山積しておりますが、島民のみなさまからの貴重な御意見、御提言を頂きながら、関係町連携を図り、さらなる行政サービスの質の向上に取り組んでまいりますので、ご理解ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

 

徳之島愛ランド広域連合 連合長 高岡 秀規(徳之島町長)
副連合長 大久保 明(伊仙町長)
副連合長 森田 弘光(天城町長)
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